ライター：浦野ちとせ

雨が降る日も多くなってきた６月、少しの晴れ間に紫陽花と歴史を感じるため、金沢八景駅周辺をお散歩してきました！

まず降り立ったのは金沢八景の駅。

2019年にシーサイドラインと京浜急行の駅が一体化され、それに伴って駅ビルや駅舎がとても綺麗になり、利便性も良くなりました。

次に目指すは源頼朝にゆかりのある「瀬戸神社」です。

みなさん、紫陽花といえば鎌倉のイメージが強いかと思いますが、実は金沢八景もところどころにさまざまな紫陽花が咲いていて、５―６月は紫陽花の写真を撮りに来る方が多かったりするのですが、この日お邪魔した瀬戸神社さんはその代表格とも呼べる場所なのです。

境内に入ると約１３０種類を超える山紫陽花がところ狭しと綺麗に並べられていて、その姿はなんとも言葉にできないほどの美しさがあります。

そんな山紫陽花をじっくりゆっくり見ていくと品種がひとつひとつ丁寧に書かれていて、中には「面白いな」という名前の紫陽花などもありました。

山紫陽花は５月ごろから順々に開花していき、６月中旬で見頃を終えてしまいますが、その様子は日々ブログやインスタグラムにアップされているので、開花の状況などがわかります。

また、５月からは御朱印に紫陽花のスタンプが押されているなど、御朱印を集めている方にとっても、嬉しいのではないでしょうか。

紫陽花をたくさん堪能した後は、平潟湾プロムナードをお散歩してみます。

こちらは先程とは一転、ソテツの木の横や海の真横を通ります。

時たま吹く風に乗って潮の香りがするので南国のような雰囲気がありますね。

金沢八景の駅から夕照橋（ゆうしょうばし）にかけての約１キロメートルの道のりです。

途中飲食店があったりパン屋さんがあったり、ベンチがあったり、そのベンチに座ってぼんやり海を眺めると時々跳ねるお魚がいたりとのんびりした時間を肌で感じることができました。

さらに先へ進むととっても広い公園「金沢八景公園」につきました。

こちらにも紫陽花が咲いていますね！

大きな鯨を模した遊具があることから近くの子供たちには「クジラ公園」と呼ばれ親しまれているそうです。

ちょうど休憩したい頃だったので公園の少し離れたベンチでひとやすみ。

一休みのお供に、と駅降りてすぐのコンビニエンスストアで購入したクラフトビールをいただきます！！

そちらのコンビニエンスストアは2階がワインバルになっていることもあり、お酒の種類が豊富で、特に缶ビールはガラス戸１枚分すべてが埋め尽くされているくらいでそれを求めにいらっしゃる方もいるのだとか。

たくさんの種類から１つを選ぶのはかなり難しかったのですが、ひとつひとつ味の特徴などが書いてあるポップがあったためそちらを頼りに柑橘系のクラフトビールにしてみました。

柑橘の爽やかな苦味も、青空の下で飲むというシチュエーションも相まってとってもおいしかったです！

少し休憩した後はもう一度プロムナードを歩きます！

夕照橋が見えてきたところで、オシャレな喫茶店を見つけました！！

まさに純喫茶といいますか、昭和レトロな雰囲気が漂っていて自然と足が店内に向いてしまいました。

店内も昭和レトロ感が漂っていて、ホイットニーヒューストンのポスターなどが飾ってあり歴史を感じます。

ここ、オリビエさんは金沢区でも1,2を争うくらい長い間ここで営業されているそうで、映画やテレビなどでもよくロケ地として使用されているのだそうです。

マスターと奥様で経営されていて、常連さんと楽しそうにお話をしたり、筆者にもフレンドリーに接してくれたりととてもアットホームな雰囲気でした。

メニューもドリンクが豊富で、ミルクセーキなんてとっても魅力的でしたが、アイスコーヒーを注文。

とっても冷たくてさわやかなコーヒーと、お菓子を一袋いただきながら窓の外を見ると海が見えて、時間がゆっくり流れていくようでした。

いつまでも座っていられる居心地の良さがありましたが、日が暮れてしまいそうなので先を急ぎます。

オリビエさんからしばらく歩くとゴールの平潟橋に着きました！

なぜ平潟橋がゴールかというと、

この平潟橋から見る夕照橋と、先ほど通ってきた平潟湾プロムナード入口から見た景色は金沢八景駅の由来にもなっている歌川広重が描いた「金沢八景」の中に描かれている「瀬戸秋月（せとのしゅうげつ）」と「野島夕照（のじまのせきしょう）」にとてもよく似た構図の写真が撮れるからなのです。

その写真がこちらです、どうでしょうか？？

他にも平潟湾プロムナードの入り口には金沢八景８か所すべての絵と説明が書かれています。

時代の流れとともにだいぶ景色は変わったものの、似たような場所を見つけることはできると思いますので、梅雨時の晴れた日など、歌川広重の心情に思いを馳せながらぜひ一度8か所めぐってみてはいかがでしょうか。

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磯子区・金沢区には魅力がいっぱい♪

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